親が家で本を読んでいる環境があれば最高!

自分が読書をしないのに子供に本を読めといっても子供を納得させることはできません。

読書の大切さをご理解いただけた方にお願いしたい のは子供が読書に興味を持つ環境をぜひ作っていただきたいと思います。それにはお父さん、お母さんが本を読んでいるところを子供たちに見せることが一番の近道です。短い時間でかまいません。子供たちは大人がすることには必ず興味を示します。そのときがチャンスです。自分が読んでいる本についてできるだけ詳しく語ってあげてください。

本についての感想を話し合うのもよい方法です。ものの見方はひとと話すことで深化し、意識化されます。子供が本を読んでいればその本についてできるだけいっぱいたずねてあげてください。親に興味をもたれることに子供は喜ぶものです。

 

マンガも脳を刺激する

 

養老孟司対談「マンガをもっと読みなさい、日本人の脳は素晴らしい」という 本をご存知でしょうか? 「バカの壁」で知られる解剖学者養老孟司さんが、日本人の脳とマンガについて語った本ですが、子どものころ、「マンガばっかり読んでいないで勉強しなさい」としかられてきたり、通勤電車でマンガ を読むサラリーマンを嘆かわしく思ったりする人にとっては、逆説的な結論です。 最近の脳研究では、本を読んでいる時、テレビを見ている時、そしてマンガを読んでいる時の人の脳を調べてみると最も脳を使っているのはマンガを読んでいるときで、その次に本を読んでいるとき、そしてテレビを見ているとき、と続きます。マンガを読むことは聴覚的なものと 視覚的なものを同時に理解するために脳の広い範囲を使うことになります。このことは絵本を読んでい る子供たちにもいえることです。 皆さんの中には子供の頃に読んだ絵本の絵が動いているかのように感じたことのある人はいないでしょうか?もちろん本当の絵は動いてはいないのですが、人間の脳には実際には静止しているものを動いているかのように感じさせる補完機能があるのです。これはコンピューターのプログラムで止まっている画像を動かすことができるのと似ています。実際たとえば子供たちの好きな「ド ラゴンボール」というマンガを手にとって見てみてください。 (ちなみに養老孟司さんも大好きだそうです)止まっているはずの絵がどうしても動いているように見えてしまいませんか?(しかもすごい速さで!)話が多少横道にそれ ましたが、内容的にみてもマンガにも素晴らしい内容を持つものもあります。もちろんくだらない内容のものもたくさんありますが、これは本であっても同じことです。さらに、これは本への扉にもなります。たとえば 横山光輝の名作、「三国志」をマンガで読んで吉岡栄治 の「小説三国志」に興味を持つこともあるかもしれません。 偏見を捨ててさまざまな媒体を利用して本を読む機会につなげて欲しいと思います。